2012年06月02日

ウサギの避妊手術

悩んだ末に、
ポテに避妊手術を受けさせた。

今年の五月始めのこと。
ポテは五歳半での手術。
経過は順調。
一か月たった今、
手術で剃られたお腹の毛もだいぶ生えてきて
ピョンピョン走り回っている。

子宮を取る避妊手術をするべきか否か。
メスウサギの飼い主にとっては、かなり難しい判断だと思う。

我が家にとってもそうだった。

ウサギに慣れた動物病院の数が少ないなどの、
いまのペットのウサギをとりまく状況では、
手術する、しないはどちらが正しいのかは正直分からない。
それぞれの飼い主さんが真剣に悩んで決める選択だから、
尊重されるべきだろう。

正直なところ、手術した後の今でも、
そのおかげでポテの寿命がのびたのかは分からない。
むしろ手術のせいで、体に不調が現れたりはしないだろうかと
余計な心配をしたりしている。

手術するのとしないのと、
どちらが明らかにリスクが少ないかも、
わたしには分からない。

ここに書いたのは、
手術をすすめたいのではなくて、
あくまでも、自分自身の記録として記しておこうと思ったから。

もしこの記事が、悩めるウサギ飼いさんの
目にとまることがあるなら、
こういう例もあるというくらいの
あくまでも参考として欲しい。

1,手術しない方針だったポテ0〜5歳

本などの情報で、
メスのウサギが避妊手術を受けるのは
半年くらいから2才頃が適していると、
わたしは認識していた。

ポテがそのくらいの年齢のころ、
我が家はシンガポールにいた。
そして、本やネットの情報から
わたしはメスのウサギが五・六歳以降の老齢期に
子宮系の病気にかかって死ぬ確率は50%くらいと思っていた。

一方で、ウサギが麻酔に対して
犬や猫よりもリスクが高いというような話もあった。

手術の際に麻酔が原因でウサギが死んでしまったという悲しい事故を、
雑誌や飼い主さんのブログなどで読んで知っていた。

「子宮系の病気で死んでしまうリスク」
VS 「麻酔で死んでしまうリスク」

我が家はこの間でだいぶ揺れ動いた。
そして一度は手術をしないと決めた。

2, 手術することに決めた5歳半。

今年の三月。
ポテのお腹にシコリのようなものを見つけて、
動物病院に連れて行った。

シコリはなんでもなかった。
行った病院がDakota Veterinary Center。
http://dakotaveterinarycenter.com/

そこで、Stanzione先生にウサギの避妊手術の必要性を熱心に説明された。

Stanzione先生はHouse Rabbit Societyで熱心に活動されている方。
たくさんの避妊手術の経験があるだけでなく、
ほかの動物病院の先生に、手術の仕方を教えているという方だった。

先生いわく、最近では、
メスのウサギが子宮系の病気で死ぬ確率は80%という話。
(ネットの情報によると、このデータの解釈にも様々な意見があるみたい)
そして、六歳までなら、Stanzione先生は手術できるという。

わたしは、麻酔に関する不安をすべて話した。
先生の説明には納得できるものがあった。

熱心な説明を聞いた末、
この先生なら、と手術を受けることに決めた。

3, 手術

五月初めのある日。手術の日。
ポテを朝の九時半に病院に預けた。
先生が手が空いたときに、手術をするという。
ポテが麻酔から覚めたら連絡をくれるというので、
近くのスーパーやデパートで時間をつぶす。
ドキドキ。

待ちきれず四時に電話した。
確認してもらうとポテの目が覚めていたので、
迎えに行くことに。

ポテはまだ眠そう。
先生がポテを抱きかかえて、手術の跡を見せてくれた。
しっかりと色や様子をチェック。異常な変化があったら気づけるように。
傷口が赤くなったり、腫れていたら連絡するようにとのこと。

ポテは、先生から解放されて、キャリーに入るとき
足ダンした。元気な様子で、ちょっとうれしい。

使った薬などが書かれた明細をもらう。
手術の前には、血液検査をし、麻酔への適合を確認していた。
手術には、糸を使わず、グルーでとめたとのこと。
なので、抜歯の必要はない。

よく、ウサギの手術のあと、
食滞の原因となってしまう
エリザベスカラーも不要だった。

エリザベスカラーをして
食滞になることを防ぐために
こういった手術の仕方にしているという。

ウサギは常に食べて、胃腸を動かすことが
いちばん大切だという理由で。
エリザベスカラーなしにこだわっているようだ。

4, 回復

病院の話だと、
ポテは、病院で麻酔から覚めた後、
すぐに少し牧草をかじっていたという。

さすがにその夜は、とても眠そう。
しょぼしょぼした目で、涙が出ている。
まつ毛が濡れて、それが乾いて目の上に張り付いて
なんだかかわいそうな顔

少し水を飲んで、フンひとつ。
牧草を二・三本食べただけで、あとはじっとしていた。
大好きな乳酸菌も食べない。

翌朝は、乳酸菌を2・3粒あげたらすぐに食べた。
トイレにフンが6・7コ。
ケージの外を少しピョンピョン。

昼ごろ。
なでなでしてー、とケージの中から体をのばして顔を出す。
顔を洗ったり毛づくろいし、牧草を少し食べた。
ペレットも少し食べ始めた。

夜には、イチゴと乳酸菌を食べた。

二日後。
夜になって、フンが大きくなった。フンは黒い。
ペレットはまだ、全部は食べない。
牧草はいつもの三分の一くらい食べた。
ピョンピョンも少しする。
涙のせいで、張り付いていたまつ毛が普通に戻って
目がパッチリしてきた。

三日後。

フンの色が少し緑に。
ペレット少しだけ残して食べた。
牧草はいつもの半分くらい食べた。
朝エサをあげるとき、手術前のように、
わたしのまわりを元気にとびまわった。
夜には、いつもの感じにまで復活。
牧草も、いつもより多くの量を食べてる。

「あーおなか空いてたまらん!」
って言ってるみたい。

その後2・3日間、いつもの1.5倍くらいの牧草を
食べ続けた。

薬は、耳の内側に刷り込む痛み止めだけ。
2・3日ほど、薬がなくなるまであげた。


5, 二週間後の病院

すっかり元気になったポテ。
飼い主のわたしたちもすっかり安心。

だがしかし。
ある日の夕方、
ポテが寝そべった白いクッションの上に、
かすかに赤いシミを発見。
傷口を見ると、一センチほど、赤くなっているっ。

ポテは、全くもって元気なんだけど。
でも、実はすごい痛みを隠してるのかもしれないし。
ハラハラしながら、ひとまず朝を待って、病院に電話した。

窓口の女性がすぐ来るようにと言ったので、車をとばす。

でも、なんともなかった。
傷口を見た先生は「よく治ってますねー」とにっこり。

どうやら、痒くてポテがかいて、かさぶたが剥がれたらしい。

まあ、手術後の様子を先生に見てもらえて、
経過良好とお墨付きをもらえたから、行ったかいが
あったかな。


一ヶ月がたち、ポテのおなかの毛もだいぶ生えてきた。
ウサギの毛の生え方って結構おもしろい、という新たな発見もあった。

どうおもしろいかってにが、また今度書くことにしよう。
ポテが、鼻でツンツンして
「ブログなんかやってないで、ナデナデしてよー」って
言ってるから。























Neuter

Dakota Veterinary Center
http://dakotaveterinarycenter.com/

ニックネーム アカザ at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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